情報セキュリティ上の脅威が事業経営に与える影響

①付加価値の創造
 ✔企業価値の創造と競争の優位性
  主な商品やサービスが情報技術やセキュリティに関連する企業や、収集した個人データを市場開拓などに有効に
  活用する事業者にとっては、セキュリティ確保に加えて、自社のセキュリティレベルの高さを対外的にアピール
  することで、顧客からの支持を得て、企業価値の向上、競争優位の確保を狙えます。

 ✔新しい技術による付加価値
  例えば金融分野では、簡単には偽造できないICカード型のキャッシュカードの導入、さらに静脈認証などのバイ
  オメトリクス技術を導入する事で、従来の磁気テープ型のキャッシュカードに比べて安全性が高い技術を導入
  し、より付加価値の高いサービスを提供しています。

②自社の防衛
 ✔情報システムが経営リスクの要因に
  情報流出事故や、ホームページへの不正侵入事件などでは、対策が講じられるまでインターネットを利用する事
  業が休止に追い込まれた事例が見られ、これらの損失は大変大きなものになっています。したがって、これらの
  事故や事件を未然に防止するためのセキュリティ対策が極めて重要になります。

 ✔中小企業でも対策が必要です
  中小企業などでも、ホームページに不正侵入された事件などが発生しています。また特定の企業との取引で経 
  営が成り立っているある企業が、その取引先がウイルス被害に遭ってしまったためにその影響を被った事例など
  もあります。 自社だけでなく、取引先のセキュリティ対策状況も経営に関わる要因として留意しておく必要があ
  ります。

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